桃尻娘と気狂いピエロ

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どうにもならない理由があって会社に辞意を伝えた日。妻に「きょう会社辞めてきた。来月から無職」って言ったら、妻が「そっか」とだけ言った。恐る恐る顔色を伺うも無表情。すると嫁は飼っている猫を抱き上げて心底嬉しそうな声で言うんだ。

Date2016/01/22 10:00 View456 コメントまだありません

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スクリーンショット(2016-01-22 10.04.46)

694:名無しさん@お腹いっぱい。 2011/12/05(月) 02:08:11.59
どうにもならない事情があって、会社に辞意を伝えた日。
これから帰るって妻にメールしたら、ちょうど近くまで車できてた妻が迎えにきてくれた。
妻が運転する車でしばらく走ってから「きょう会社辞めてきた。来月から無職」って伝えた。
妻は「そっか」とだけ言った。
恐る恐る顔色を伺うも無表情。
伝わってないのかなと思い、今度は妻の横顔に向かってはっきりと、「おれ会社辞めたよ」。
妻はもう一度、全く同じ口調で「そっか」。
あとは二人ともほとんど無言で、カーラジオの音だけが響いてて、おれは自分の胃がすごく冷たく感じたのを覚えてる。

家に入ると、いつものように出迎える猫。
妻は、猫を抱き上げて頬ずりし、心底嬉しそうな声で、「パパ、会社辞めたってー。嬉しいねー。やっと楽しいパパに戻るよー」。

家では会社内のゴタゴタとか一切話さないようにしてた。
ストレス溜まってても気づかれないように気をつけてたし、愚痴どころかため息すらつかないようにしてたから、辞めたことを伝えたら、驚くだろうし悲しむだろうし怒るだろうなと思ってた。
少なくとも喜ばれるとは全く思っていなかった。

隠しても隠せるもんじゃないんだな。
ちゃんとわかってたんだな。

タバコ買ってくるっつって外に出て、誰もいない駐輪場で一人で泣いた。

あのときは、こいつと結婚して本当によかったって思ったよ。

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